2020年4月から大学でグリーフケア(悲嘆のケア)を学んでいます

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グリーフケア

日本ではまだあまりなじみのない言葉と概念です.

グリーフを訳すと『悲嘆』.

「全ての人は誰でも悲嘆を抱えて生きている.」

生きている人,一人一人が違う悲嘆を抱えて生きていきます.

悲嘆とは何か

最も大きな悲嘆をひきおこすのは,愛する人の死です.

親,パートナー,子供,親友…

死ではなくても,離婚,恋人との別れ,友人との別れ.

また,病気,認知症,障碍者.

離職,災害等で家財を失う,地位を失う,子供にとっての親の離婚.

喪失(loss)から起こる悲嘆(grief)です.

海外では,loss and grief care といい,careをする体制が整っていることが多いそうです.

日本では数少ないグリーフケア者の人材養成

日本ではまだ浸透していませんが,ある事故をきっかけに必要性が広まっていきました.

それはJR西日本の福知山線脱線事故です.

乗客と運転手合わせて107名の死者,562名が負傷されました.

その遺族,負傷者の方々の心のケアを通じて,もっと多くのケア者が必要だとしたのがきっかけです.

その前にも,阪神淡路大震災の時も遺族に寄り添い,悲嘆の現場に向き合い続ける第一人者たちが講師陣です.

コロナの影響

授業は全てオンライン,5月末から始まり,カリキュラムも少し変更になりました.

授業は毎週水曜日の夜と,月2回土曜日終日となります.

性質上,グループワークが多い授業なのですが,現在はZoomのみ.

でも少しずつ皆さんとの対話が始まっています.

今後の学びが楽しみです.

そして私がグリーフケアを学びたいと思ったきっかけを,また記事にしたいと思っています.

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この記事を書いた人

管理栄養士
臨床傾聴士
食物栄養学修士
PNTトレーナー
分子栄養学カウンセラー
アスリートフードマイスター

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