病院給食の限界

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病院食はまずい

これは誰しもが知っている言葉だと思う.

「塩気がない」「水くさい」

塩分制限・たんぱく質制限・カロリー制限など,色々な制限があるから,当然だと思われている.

でも最近の調理システムは進化していて,全て「味が薄い」って感じでもない.結構きっちりと塩は浸透している.

それでも病院給食はまずい

それはなぜか.

食材料費の安さから食材の品質が悪いから.

お米は無洗米.

野菜は冷凍でミネラルがほとんど流出され,農薬まみれの輸入品が多い.

魚はどこかの国で,薬漬けで骨が溶けてなくなった骨なし魚.

お肉も,農薬や添加物まみれの餌を食べ,抗生物質づけで生かされいるものばかり.

そんな品質の食材で作った食事が美味しいわけないのだ.

治療食?治療できない食?

糖尿病食なのに,エネルギーがあがると主食の量が増える.

精製された白米が増える.朝食には食パンがつく.

精製炭水化物で血糖コントロールができるわけがない.

使っている油も,サラダ油やマーガリン.n-6系やトランス脂肪酸の脂質を多く使い,炎症が改善するのだろうか.

お金の問題だけなのか

病院給食の限界.

もちろん病院の経営や診療報酬の低さは大きな原因だと思う.

でもやっぱり「それではダメだ」って感じている管理栄養士がどれだけいるのだろう.

私自身も,違和感を抱き続け,現状を変えられないまま今に至る.

だから,病気になってから入院するんじゃなくて,病気にならない人を増やしたい.

そんな管理栄養士になりたい.

そのために今できることをする.行動を続ける.

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この記事を書いた人

管理栄養士
臨床傾聴士
食物栄養学修士
PNTトレーナー
分子栄養学カウンセラー
アスリートフードマイスター

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